宇良4勝目 初の懸賞金に「それが一番うれしい」

土俵際、逆転の肩すかしで豊響(右)を破った宇良=両国国技館(撮影・園田高夫)
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 「大相撲秋場所・10日目」(20日、両国国技館)

 東十両筆頭の宇良が豊響を肩すかしで破り4勝目(6敗)を挙げた。2度目となる幕内での取組で初めて勝ち、初の懸賞金も手にした。

 低く潜ろうとしたが、突っ張られて後退。右を差してこらえると、下がりながら絶妙なタイミングで回って、相手を土俵外に飛ばした。

 倒れた際に俵でみぞおちを強打する執念の勝利。「うまく体が反応した。レベルが高くなってきて考えている間もない。体が動いてくれた。相手は根こそぎもっていく感じがあったので」と、振り返った。

 初の懸賞金は3本。「それが一番うれしかった。お金は使うけど、封筒はちゃんと取っておきたい。うわさでしか聞いたことのないもの。帰ってゆっくりながめたい」とホクホク顔だった。

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