錦織、就活生にアドバイス「ポジティブな気持ち大事」

就活生にアドバイスをする錦織圭(中央)=東京・中央大後楽園キャンパス(撮影・佐々木彰尚)
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 男子プロテニスプレーヤーの錦織圭(26)=日清食品=が20日、中大・後楽園キャンパス(東京都文京区)で行われたイベント「inゼリー 錦織圭選手 就活生応援セミナー」に参加した。

 学生80人が集まる中、濃紺のスーツに紺のネクタイ姿で登場。これから就職活動を控える若者へ、「ポジティブな気持ちを持つことが大事。やりたい夢や目標があれば、楽しみも辛いことも同じくらいあるので、それをどう捉えるかで乗り越えられる。強い気持ちを持つには、日々の努力が大切」と力説した。

 学生からの質問にもしっかり“リターン”を返した。「大勢の面接官に見られるのが苦手」という理工学部の女子大生に対し、「僕も人前で話すのが最高に苦手だった」と錦織。「僕も小さい頃は(松岡)修造さんに、人前で『英語で話せ』とか、辛い場面をつくられて何度も泣かされて、メンタルを鍛えられた」と、自身の体験談も交えながら応えた。

 「会社に入ってからでも、自分をアピールすることも大事。人前に出ることも自分のチャンスだと思ってほしい。人前に立つことは、みんなが思ってるほどは大舞台じゃないので、リラックスして」。逆境こそがチャンス。世界のトップで戦う錦織の説得力に、学生たちは息をのんだ。

 イベントを終えた錦織は「学生はエネルギーをたくさん持ってるし、これから日本を背負っていく存在。有意義な時間だった」と人生の後輩たちに期待。自身は10月3日開幕の楽天オープン(東京・有明)に向けて、「夏にいいテニスができているので、日本に皆さんの前で自分らしいテニスができるようにいい準備をして迎えたい。3回目の優勝を目指す」と意気込んだ。

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