日本勢初世界王者の楢崎が凱旋「東京でも金」 五輪追加種目スポーツクライミング
20年東京五輪の追加種目に決定したスポーツクライミングの世界選手権(パリ)で日本勢初の金メダリストとなったボルダリングの楢崎智亜(20)=栃木県連盟=が20日、羽田空港に帰国した。
追加種目に誕生したニューヒーローは「優勝を狙っていたし、今までで一番うれしい」と声を弾ませた。自身のSNSやメールにも祝福のメッセージが殺到し「反響がすごい。知らない人からもメッセージが届いた」という。端正なマスクから“クライミング王子”の異名もついたが、これには「恥ずかしい…」と苦笑いだった。
一躍、東京五輪の金メダル候補として注目されることになった20歳。今後は海外の招待大会や、10月の国体(盛岡)に出場する。「4年後は心も体も成長している。金メダルを取りたい」と、大目標を見据えた。