飯塚貫禄の200メートルV リオ銀の意地だ「気持ちがいい」
「陸上・全日本実業団対抗選手権」(24日、ヤンマースタジアム長居)
男子200メートルで、リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(25)=ミズノ=が20秒57で初優勝した。リオでともに銀メダルを獲得したケンブリッジ飛鳥(23)=ドーム、山県亮太(24)=セイコーホールディングス=は欠場したものの、貫禄を見せつけた。ケンブリッジと山県は25日の100メートルで激突する。
飯塚がメダリストの意地を見せつけた。リオ五輪200メートル代表の藤光(ゼンリン)、高瀬(富士通)らを撃破。「今日は勝負に徹した。疲労はたまっていたけど、やっぱり優勝は気持ちがいい」と汗をぬぐった。メダルの効果は絶大で子供たちに囲まれる場面もあり「うれしい。僕もああいう子供だったので」と目尻を下げた。