元世界女王ウォズニアッキ「厳しい戦いだった」18歳大坂を称賛
「女子テニス・東レ・パンパシフィック・オープン」(25日、有明コロシアム)
シングルス決勝が行われ、世界ランク28位で元同1位のキャロライン・ウォズニアッキ(26)=デンマーク=が同66位の大坂なおみ(18)を7-5、6-3のストレートで破り優勝。昨年3月以来となるシングルスでのツアー24勝目を挙げた。この大会は6年ぶり3度目の制覇となった。
ウォズニアッキは会見場に入ると自らのスマホで記念の自撮りをしてから席に着いた。「厳しい戦いだった。大坂選手がすばらしい戦いをしたので、勝ててうれしい」と第一声。第1セットの第7ゲーム後に取ったメディカルタイムアウトについては、「左足の付け根を痛めた。治療を受けてからアグレッシブさを失わずに戦えた」と振り返った。
対戦相手の18歳・大坂を「すばらしいポテンシャルを持っている。若いし、いい試合をするので将来が楽しみ」と称賛。初対戦となったこの試合では、「大坂選手は何も失うものがないという姿勢だったので、私はできるだけ冷静にしようとした」と歴戦の経験を生かした。
また大坂の今後について、「サーブやフォアハンドでの大きなストロークなど何もかもがすばらしい。すべて続けていけばいいと思う」とエールを送った。
10~11年に世界ランク1位となったウォズニアッキは、初優勝の08年から毎年勝利を挙げており、「今年も成し遂げられ、継続できて良かった」と喜んだ。この日のうちに日本を発ち、10月1日からの中国オープンに臨む。