遠藤、幕内昇進以来最多の13勝目!技能賞獲得に「うれしい」
「大相撲秋場所・千秋楽」(25日、両国国技館)
最後まで自分の相撲を貫いた。遠藤は立ち合い左を差し、右を絞って上手を引くと、腕(かいな)を返しての寄りで錦木を寄り切った。13年秋場所の幕内昇進以来最多の13勝目を挙げた。
「この成績で納得しなかったらヤバイでしょう」。支度部屋では明るい表情で軽口も飛び出したが、本音は違った。今場所は古傷の左膝、右足首の状態が比較的良好だったことが好成績の要因で「今以上に体が動き、もっと集中できたら、もっと(成績が)いいかなと思います」と貪欲なところを見せた。
今場所は左差しからの寄りに磨きがかかり技能賞も獲得。「三賞で一番取ってみたかった。自分の技能が評価されるのはうれしい」と充実の笑みを浮かべた。幕内上位に番付が上がる来場所は、横綱大関陣を相手に暴れ回る。