タカマツ凱旋パレードに1万人来た!人口3万4000人の町が大フィーバー

 リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した「タカマツペア」の松友美佐紀(24)と高橋礼華(26)=ともに日本ユニシス=が27日、松友の故郷・徳島県藍住町で凱旋パレードを行った。沿道には町民ら約1万人が集まり、2人はオープンカーに乗って声援に応えた。松友は徳島県の県民栄誉賞に続き、藍住町では第1号となる町民栄誉賞を受賞。人口約3万4000人の町が凱旋フィーバーに沸いた。

 タカマツペアの凱旋を1万人が出迎えた。リオ五輪決勝から40日。人口約3万4000人の町、徳島県藍住町が再び金メダルの喜びに沸いた。

 阿波おどりの一団が先導するパレード。松友と高橋を乗せたオープンカーは、県道を使用した800メートルのコースを約50分間かけてゆっくりと走った。沿道を埋めた故郷の人々からの声援に手を振って応えた松友は「多くの方から『おめでとう』と言われてうれしかった。感謝の気持ちでいっぱいです」。奈良県出身の高橋も、金メダルを掲げるなど笑顔で喜びを分かち合った。

 パレード前には藍住町役場を訪問。松友は徳島県の県民栄誉賞に続き、同町で第1号となる「町民栄誉賞」を受賞。高橋には感謝状が贈られた。パレード後には町内の体育館で金メダル報告会が開かれ、集まった約800人の町民らと喜びを分かち合った。

 報告会では質疑応答の時間も設けられ、五輪後にテレビ出演の機会が増えた2人に「会ってうれしかった芸能人は?」という質問も。高橋は「三代目J Soul Brothersの山下健二郎さん」と即答。松友は「嵐のみなさんを5人一緒に見たときは感動した。キラキラしてました」と照れながら答え、会場を沸かせた。

 帰国後の初戦となったヨネックス・オープンでは、五輪決勝で下したデンマークのペアに敗れ準優勝に終わった。今後の目標については「来年8月の世界選手権で金メダルを獲りたい」と口をそろえた2人。声援を力に厳しい練習に取り組む。

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