豪栄道が大阪凱旋 3月以来の帰郷に「優勝して戻るのは違う」
大相撲秋場所(25日千秋楽)で初優勝を全勝で果たした大関豪栄道(30)=境川=が29日、大阪府庁で松井一郎知事(52)を表敬訪問し、「秋巡業大相撲なにわ場所」(10月16日、エディオンアリーナ大阪)のPRを行った。また、同知事からは「感動大阪大賞」が贈呈された。
86年ぶり大阪出身力士が賜杯を抱いた。ナニワ大関の凱旋にカメラ7台、報道陣は約50人が集まった。松井知事が「なにわ場所巡業のタイミングで豪栄道関が花を添えて頂いた。47都道府県の中で今、相撲が一番盛り上がっているのは大阪。大阪の人は全勝優勝は手を握ってテレビに向かって叫んでましたよ」と、笑顔で地元の喜びを伝えた。
大関は来場所、九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)での綱とりを期待されると「まだ考えられていないけど、頑張ります」と応えた。
3月の春場所以来の帰郷。「行く先々でお祝いの言葉を頂いて、優勝して良かったと思う。優勝して戻るのは違う。ビックリしています」と反響の大きさには本人が一番驚いている。感動大賞を授与されたことには「なかなか頂ける賞じゃない。大変感謝しています」と頭を下げた。
なにわ場所後には地元・寝屋川市でVパレードも予定されている。「応援ありがとう、とそれを一番伝えたい」と話していた。