錦織、第1セット落とすも逆転で2回戦へ

子供の背中にサインをする錦織圭(撮影・棚橋慶太)
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 「テニス 楽天ジャパン・オープン 第1日」(3日、東京有明テニスの森公園)

 男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク5位で第1シードの錦織圭(26)=日清食品=は、同81位のドナルド・ヤング(米国)を4-6、6-2、6-2で下し、2回戦に進出した。

 大会の顔が“代役”に苦戦し、日本のファンをヒヤリとさせた。1回戦で対戦予定だったアルマグロ(スペイン)が体調不良で棄権したため、相手は敗者復活から上がってきたヤングに急きょ変更。ところが、錦織はその相手にいきなり第1セットを奪われる劣勢となった。

 週明けにもかかわらずほぼ満員となった観衆もどよめいたが、「錦織コール」で背中を押した。ギアを上げた第2セットからは、世界トップ10の本領を発揮。第2ゲームをブレークすると、第4ゲームもブレーク。最終セットは、2-2から第5ゲームをブレークすると、そのまま主導権を握り、相手を振り切った。

 5日に行われる2回戦は、世界ランク34位のジョアン・ソウザ(ポルトガル)と対戦する。錦織は「1日しっかり休んで、体調を整えて臨みたい」と気を引き締めた。

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