五輪連続銅の星奈津美が引退発表 今後は管理職も?「強い女性になりたい」

 競泳女子200メートルバタフライで2大会連続銅メダルの星奈津美(26)=ミズノ=が4日、都内で記者会見し、引退を発表した。「リオ五輪で精いっぱい出し切れて満足だと感じられた」と充実した表情で理由を説明した。

 今後は所属先に残り、水泳部のアシスタントコーチに就任する。商品開発など業務にも力を入れるが、「競泳の経験を存分に生かし、強い1人の女性として自立していきたい」と宣言。同社の中村薫監督は「将来、管理職を目指して欲しい」と期待を込めた。

 星は北京五輪に初出場し、ロンドン、リオ大会では銅メダル。バセドー病に悩まされ、14年に甲状腺の摘出手術も受けたが、復活した。今年8月には会社員の男性と結婚した。

 病気や厳しい練習を乗り越えてきた26歳は「いろんな場面で、五輪の決勝に比べれば大したことないと思える」と覚悟。社会の荒波に飛び込み、水泳界に恩返しする。

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