アロンソ“鈴鹿スペシャル”に手応え 大好きニッポンで好スタート決める
「F1日本GP」(7日開幕、鈴鹿サーキット)
F1第17戦、日本GPは7~9日に三重県鈴鹿サーキットで開催される。6日は開幕前日会見が行われ、フェルナンド・アロンソ(35、スペイン)=マクラーレン・ホンダ=が“鈴鹿スペシャルエンジン”に手応え。マクラーレン・ホンダとしては、ゲルハルト・ベルガー(オーストリア)が2位に入った92年以来、24年ぶり鈴鹿での表彰台が視界に入った。
地元凱旋に照準はピタリだ。前戦のマレーシアGPフリー走行でアップグレード版エンジンを使用。グリッド降格という罰則と引き換えに、満を持して鈴鹿で“最終兵器”投入の態勢を整えた。
同GPでアロンソは最後尾の22番グリッドからごぼう抜きの7位。2戦連続7位入賞の好調さで、大好きな日本に乗り込んできた。スタートが好調な要因を問われると「プレイステーション(ゲーム)で最後尾から練習している」と笑わせた。
かつての“無敵タッグ”が復活した昨季は大苦戦したが、今季は上位が見える位置に来た。「コツコツと一つの結果に結びついてきた。最近結果が出ているのでみんながハッピー。エンジニアはホンダにすべてを尽くしている。リスペクトしている」とアロンソ。黄金期再来へ、鈴鹿で加速する。