白鵬再始動 九州場所に向け軽めの調整 体重10キロ減で「25歳くらいの体」
休場していた大相撲秋場所中に右足親指の遊離軟骨除去手術、左膝タナ障害の手術を受けた横綱白鵬(31)が6日、所属先である東京都墨田区の宮城野部屋で四股など軽い運動で汗を流した。
史上3人目の通算1000勝、38回目の優勝をかけて臨む九州場所(11月13日初日・福岡国際センター)へ向け、患部は順調に回復している。
「きのう、糸を抜いたんだ。糸が飛び出してきたから」と白鵬。手術をした2カ所の縫合は抜糸する必要のない糸を用いたというが、「溶けなかったから」と抜糸を行った。内面から力が湧いてきている証拠、とプラスに考えている。
下半身の強化は徐々にやっていくが「上半身は動かしてきたからね」と秋場所終盤からトレーニングをしており、休場前とあまり変わらない状態を保っている。体重は以前より10キロ近く減り、師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は「25歳くらいのころの体だね」と若返った白鵬に期待を持っている。