キリオスが初の決勝進出「いい試合だった」と満足げ
「男子テニス・楽天ジャパン・オープン」(8日、有明テニスの森公園)
シングルス準決勝で第6シードのニック・キリオス(オーストラリア)が第2シードのガエル・モンフィス(フランス)に6-4、6-4で勝ち、この大会で初の決勝進出を果たした。9日に第5シードのダビド・ゴフィン(ベルギー)と、ともに初優勝を懸けて戦う。ゴフィンは準決勝で第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を7-5、6-4で破った。
曲芸のようなプレーを得意とする両雄の対決を、21歳のキリオスが制した。敬愛する30歳のモンフィスを独創的なテニスでねじ伏せ「信じられないぐらい、いい試合だった」と満足げに振り返った。2月にツアー初制覇。今回、優勝すれば早くも3勝目を手にする。堅実なゴフィンと頂点を争う一戦にも「一つの試合にすぎない」と自然体で臨む構えだ。