ホンダ故郷で惨劇…アロンソ15位&バトン17位 「がっかり。パワー足りない」
「F1日本GP・公式予選」(8日、鈴鹿サーキット)
マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソ(35)=スペイン=が予選3回目に進めず、15位と伸びなかった。ジェンソン・バトン(36)=英国=は予選2回目も逃す17位に沈み、ホンダの故郷・鈴鹿でともに苦しい決勝グリッドとなった。総合首位のメルセデスのニコ・ロズベルク(31)=ドイツ=が同僚のルイス・ハミルトン(31)=英国=を0・013秒差で抑えて、日本GP3年連続、通算30度目のポールポジション(PP)を獲得した。
F1ホンダ総責任者・長谷川祐介氏はぼう然としていた。「正直何でこんなに悪いのか消化しきれない。これが車の実力…」。そして「がっかり。パワーが足りない」と、嘆きの言葉を繰り返した。
上位10人が進む予選3回目進出をノルマに掲げながらの惨劇だった。“鈴鹿スペシャル”エンジンを搭載したアロンソは14位だった昨年の日本GP予選から後退の15位。バトンも17位と、昨年から一つ順位を落とした。
前戦で7、9位とW入賞し、自信を深めていた選手もまさかだ。バトンは「コーナーが我々(の車)にはきつい」と悔しがった。
苦しい決勝グリッドながら、アロンソは「ポイントを取れるように頑張る。答えを見つけたい」と前を向いた。母国でホンダの意地に期待したい。