卓球女子W杯史上最年少V 美宇「生きてきた中でいちばん携帯が忙しかった」
卓球女子W杯(米フィラデルフィア)で史上最年少優勝を果たした16歳の平野美宇(エリートアカデミー)が11日、成田空港に帰国。中国勢以外で初めてこの大会を制し、「夢のようだった。(祝福の連絡で)生きてきた中でいちばん携帯電話が忙しかった」と独特の表現で喜んだ。賞金450万円の使い道については「家族やコーチや友達にごちそうしたい」と明かした。
昨秋から中沢鋭コーチに師事し、プレースタイルを刷新。ウエートトレーニングで体重は2~3キロ増加。力強いフォアが打てるようになり、「隙がなくなった」(平野)と成長を実証してみせた。
最終目標は東京五輪の金メダル。この日、中国スーパーリーグのチーム「オルドス1980」の関係者が、平野が加入し、16日に江蘇省で行われる初戦に出場する予定と明らかにした。14日に中国へ出発する。「中国に勝たないと金メダルは獲れないので、中国選手の球に慣れたい」と平野。中国語も勉強する予定で「今はニーハオくらいしかわからないので」と意欲を燃やした。