豪栄道 母校に向けて凱旋Vパレード 「不思議な気分だった」
9月の大相撲秋場所を全勝で初制覇した大関豪栄道(30)=境川部屋=の優勝パレードが12日、JR西大宮駅から母校の埼玉栄高(ともにさいたま市西区)までの約500メートルで行われ、沿道には約4千人が集まって祝福した。
高校横綱に輝くなど在学中から注目されていた大関は「入学した時にはパレードができるなんて思ってもいなかった。不思議な気分だった」と笑顔。11月の九州場所では初めて横綱昇進に挑むだけに「次も頼むぞ」との声援も多かった。
パレード後には母校での優勝報告会に出席。「高校に来ると初心に帰ることができる。今の僕があるのも3年間があったから」と感謝した。相撲部に在籍し、元横綱大鵬の孫に当たる2年生の納谷幸之介君は「かっこいいし、心が大きな方。ああいう人になりたい」と憧れを口にした。