浅田真央、GP初戦6位 ファイナル進出は絶望的 17歳三原は大健闘3位
「フィギュアスケートGPシリーズ第1戦・スケートアメリカ」(22日、シカゴ)
女子フリーが行われ、元世界女王で、SP5位の浅田真央(26)=中京大=は、後半のジャンプでミスが出て、フリーは6位の112・31点。合計176・78点で6位に終わった。シリーズ2戦合計ポイントの上位6選手が進めるGPファイナル(12月・マルセイユ)進出は絶望的となった。日本勢ではGP初出場でSP2位の三原舞依(17)=神戸ポートアイランドクラブ=が、堂々の演技で3位に入った。
前日のSPの黒から一転、赤い衣装で巻き返しを狙った真央だったが、苦しい演技となった。冒頭のダブルアクセルを軽やかに成功させると前半のジャンプはしっかりと着氷させたが、後半に入ると乱れた。ダブルアクセル-3回転トーループの連続ジャンプは最初のダブルアクセルが決まらず、コンビネーションにつなげられなかった。続く3回転サルコウはお手つき。終盤は華麗なステップで魅了したが、得点を伸ばしきれなかった。キス&クライで得点を見届けると、自らの現状を受け止めるようにうなずいた。
左ひざに慢性的な不安を抱える中、難しい調整を強いられている今季の真央。次戦は11月のフランス杯(パリ)。ファイナル進出は厳しくなったが、今季のテーマ「マオペース」を胸に、焦らずに修正を図りたい。