北島康介氏、東京五輪での新施設建設支持「辰巳じゃできないじゃん」

 2020年東京五輪・パラリンピック会場計画の見直し問題を受けて、競泳男子平泳ぎで04年アテネ、08年北京五輪2大会連続2冠の北島康介氏(34)が25日、都内で報道陣の取材に応じ、「(既存施設の)辰巳じゃできないじゃん」と、現行計画通りの新施設建設を“支持”した。

 20年に向けて東京都江東区に建設予定の水泳会場「オリンピック・アクアティクスセンター」が都の計画見直しの対象に入っていることを受けて、来日中の国際水泳連盟(FINA)のコーネル・マルクレスク事務総長がこの日、小池百合子都知事(64)と都庁で会談。同事務総長は「辰巳国際水泳場は1993年につくられた23年前の施設。国際的なスポーツ都市である東京には新施設が必要」と観客席の少なさなど既存施設の不備を指摘し、「五輪のみならずレガシーとしても(新会場が)必要だと考える」と現行通りの新施設建設を要望した。

 北島氏は08年に世界新記録を樹立するなど思い出の詰まった辰巳国際水泳場について「23年前にできたときはすごいプールだなと思った」と回想しつつも、東京五輪の競技会場としては疑問視。金メダリスト、東京都水泳協会理事という立場から「辰巳は客席が足りないし、水深も足りない」と指摘し、「僕の中では(五輪は)もっとたくさんのお客さんがいる中でやってるイメージがある」と、大会時に2万席を予定している新会場の必要性を訴えた。

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