WADA、検査のずさんさ指摘 リオ五輪報告書で
【ロンドン共同】世界反ドーピング機関(WADA)は27日、リオデジャネイロ五輪でのドーピング検査について独立監視チームがまとめた報告書を公表し、「困難な状況の中で多くの成果を上げた」とする一方、多くの不手際を指摘し、五輪期間中のずさんな検査の実態が浮き彫りになった。
55ページに及ぶ報告書によると、対象の選手が選手村で見つからず、検査ができなかった事態が発生し、日によっては「最大50%の計画が実現しなかった」としている。
また、約100検体がデータの入力ミスなどで選手と一致せず、所在不明になった検体もあった。