羽生いざ初戦 じん帯損傷の療養明けでも高難度構成で挑む「自分がライバル」
フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が28日開幕のGPシリーズ第2戦、スケートカナダ(ミシソーガ)に臨む。本格的な今季のスタート。4月2日に閉幕した昨季の世界選手権後、左足甲の靱帯(じんたい)損傷で約2カ月療養した。けが明けで万全ではない中、ショートプログラムとフリーで4回転ジャンプを計6度跳ぶ難度の高い構成に挑む。
27日の練習ではループ、サルコー、トーループと3種類の4回転を入念に確認。高い確率で決め、現状に「自分の中では、胸を張って『羽生結弦です』と言います」と力を込めた。
GP第1戦、スケートアメリカで4回転フリップを決めた宇野昌磨(中京大)が快勝したが「誰がライバルとかじゃなくて自分がライバル。しっかり自分を見つめてやりたい」と力説した。