スキー・葛西、平昌五輪「金取れる」 本番ジャンプ台に自信
全日本スキー連盟は1日、都内でシーズンの本格開幕に向けた「テークオフ会見」を行い、ジャンプの葛西紀明(44)=土屋ホーム、高梨沙羅(20)=クラレ=らが出席した。18年平昌五輪まであと1年半と迫る中、迎える重要なプレシーズン。10月の平昌合宿で本番のジャンプ台をチェックした“レジェンド”葛西は「金メダルが取れる」と、自信を口にした。
根拠は二つある。一つは長野にある白馬のジャンプ台と似ていること。「日本選手にとっては有利。雰囲気も良かった」と、好印象を得た。そしてもう一つは、飛型点を採点するジャッジが待機するタワーが、ジャンプする選手から見て右側にあり、葛西のように右足を前に出して着地する選手がきれいに見えやすいという。ソチ五輪では飛型点の差で銀メダルに終わっただけに「僕に非常に有利なジャンプ台」と、鼻息荒く話した。
まず44歳で迎える今季。「僕にとって金メダルは夢。そこに向けて頑張っていく」と、枯れることのない野心をたぎらせた。