豪栄道19番全勝 綱とりへ本格始動「思ったよりも動けた」
「大相撲九州場所」(13日初日、福岡国際センター)
横綱昇進に挑む大関豪栄道が1日、福岡県大野城市の境川部屋で関取衆と稽古を行い、九州場所に向けて本格的に始動した。
幕内佐田の海や妙義龍ら同部屋の関取4人と続けて19番取り全勝。右を浅く差しての寄りや鋭い立ち合いから一気の出足で圧倒し、状態の良さをうかがわせ「九州場所が始まるなあという感じ。いろいろ試しながらやったし、思ったよりも動けた」と満足そうに話した。
3日には同じ大野城市に宿舎を構え、大関稀勢の里や関脇高安がいる田子ノ浦部屋が出稽古に訪れる予定。調整のペースがさらに上がりそうだが、豪栄道は「他の部屋の力士とやってみないと分からない部分もある。ただ、あまり飛ばしすぎて体調を崩してもいけない」と冷静に受け止めた。