35歳で初代表のプロップ仲谷、テストマッチ初出場濃厚 スクラムの強さ買われ

 ラグビーの日本代表は1日、ジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ=HC=(46)の初采配となるアルゼンチン戦(5日・秩父宮)に向け、東京都内で練習した。試合を想定した実戦練習のメンバーには、代表キャップゼロの選手が7人。そのうちの1人、35歳で初めて代表入りしたプロップ仲谷聖史(ヤマハ発動機)のテストマッチ初出場が濃厚となった。

 日本代表はこの日、午前中はウエートトレーニングとスクラムを、午後はコンタクトしながらの実戦練習を2時間弱、みっちりと反復した。「自分が日本代表に呼ばれるなんて考えてませんでした。去年のW杯もテレビで純粋に応援してました」。練習を終え笑顔で話したのは、スクラムの強さを買われ、初代表入りしたプロップ仲谷だ。

 試合を想定した練習に臨んだメンバーにはヤマハの三村、リオデジャネイロ五輪の7人制日本代表だったレメキら代表キャップなしの「ノンキャップ組」が7人並んだ。フレッシュな布陣にあって、仲谷は10月27日に35歳になった最年長ルーキー。アルゼンチン戦に出場すれば、日本代表の年長初キャップ記録の歴代3位となる(1位は1998年に35歳8カ月でデビューしたナンバー8ロス・トンプソン)。

 アルゼンチンは世界屈指の強力スクラムが看板だが「その相手にどれだけ通じるか、小細工なしに勝負したい」と仲谷。35歳のルーキーの世界挑戦が始まる。

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