ジョセフジャパン、初陣完敗も選手は手応え SH田中「僕が怒らなくてもいい」
「ラグビー親善試合、日本代表20-54アルゼンチン代表」(5日、秩父宮ラグビー場)
ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)就任後、初戦となるテストマッチが行われ、世界ランク12位の日本は、同9位で昨年のW杯4強のアルゼンチンに20-54で敗れた。ただ、約1カ月の短い準備期間に加え、先発メンバーには代表初キャップが7人というフレッシュなメンバー構成。選手たちからは悲観的な言葉は、ほとんど見られなかった。
WTB山田章仁(パナソニック)は「非常にいいスタートが切れたと思う。1人1人、体が張れていた。あとはディフェンスの組織をやれば。危機感は今はない」と、キッパリと言い切った。
前代表では“ご意見番”的な立場だったSH田中史朗(パナソニック)も「時間を掛ければ、もっといいチームになる。選手それぞれ意欲があるし、まだ僕が怒らなくてもいいし、いらんことも言わなくていい(笑)。前の代表でも最初の頃はポワンとしている人がいたけど、今の方が間違いなくやる気も姿勢も上がってる」と、今後の成長への手応えを口にした。