松田GPシリーズ初陣SP7位発進!
「フィギュアスケート・ロシア杯」(4日、モスクワ)
女子ショートプログラム(SP)でGPシリーズ初出場の松田悠良(18)=愛知・中京大中京高=が61・57点で7位につけた。村上佳菜子(中京大)は55・25点の10位だった。ロシア勢が3位までを占め、昨季の世界選手権3位のアンナ・ポゴリラヤが73・93点で首位。男子SPは宇野昌磨(18)=中京大=が世界歴代3位、今季自己最高で自己ベストを更新する98・59点で首位に立った。
松田がGPデビューを飾った。SP7位だったが「緊張もなく、思い切り自分の演技ができた」と、初体験の舞台で手応えをつかんだ。
後半の連続3回転ループは「あまり跳んでいる人もいないし、自分の持ち味が必要だと思うので入れている」というこだわりのジャンプ。二つ目のジャンプが回転不足になったが、動じることなく演技をまとめた。
身近な同年代の活躍も力になっている。GP第1戦のスケートアメリカで3位に入った三原舞依(神戸ポートアイランドク)とは、シーズン前の合宿で同部屋だった。「本当にすごいなと思ったし、自分にも可能性がないわけじゃないと感じさせてもらえた」と話す。
SPを終え「ジュニアGPと違ってお客さんもすごく多く、周りの選手の勢いも全然違う。その中でこの演技ができたのは、自信につながる」と冷静に語る18歳。日本女子フィギュア界の逸材は、世界の頂を見据えている。