山口、リーグデビュー戦でストレート勝ち「勝ちにこだわった」
「バドミントン・S/Jリーグ」(6日、北海きたえーる)
女子で昨年2位の再春館製薬所が3-0で岐阜トリッキーパンダースを下し、初戦を白星で飾った。リオ五輪女子シングルス8強でリーグ初出場の山口茜(19)は山本紗椰にストレート勝ちした。2連覇を狙う日本ユニシスは高橋礼華、松友美佐紀組が快勝したものの、北都銀行に1-2で敗れ、黒星発進となった。
昨年4月に発足した女子の再春館製薬所が、初優勝に向けて好発進した。リーグデビューとなった新人の山口は第2試合のシングルスでストレート勝ちし「勝ちにこだわった。(7月の)全日本実業団で団体戦を経験していたので緊張せず入れた」と、納得の表情。積極的に攻めてのミスはあったが、相手のショットに振り回されることは皆無で、五輪代表の実力を示した。
ロンドン五輪女子ダブルス銀メダルの藤井、垣岩組らが在籍したルネサスが廃部となり、選手とスタッフが丸ごと移って生まれたチームで、昨季は2位。前回女王の日本ユニシスが初戦黒星を喫したのとは対照的に、危なげなく船出した。山口は「みんなで優勝するうれしさは(個人戦と)また違う」と頂点を見据えた。