五郎丸 仏デビュー!後半16分から出場 トゥーロン監督も及第点!
「ラグビー・フランス1部リーグ、リヨン27-13トゥーロン」(6日、リヨン)
トゥーロンに今季から加入のFB五郎丸歩(30)が、敵地でのリヨン戦に後半16分から途中出場し、同リーグ初出場を果たした。キック処理などを無難にこなしたが、得意のプレースキックの機会はなく、得点はなかった。チームは13-27で敗れた。五郎丸はスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)に所属していた5月の試合中に右肩を負傷。その後に手術を受けて以降実戦から遠ざかっていた。
背番号「20」をつけた五郎丸の出番は後半16分、6-27と劣勢の場面だった。フォード監督から「いつも通りプレーしろ」と送り出され、フランス・リーグにデビュー。出場後間もなくタッチキックを蹴り、その後は突破も試みるなど、最後まで勝利を目指して懸命に走った。
約25分間の出場で見せ場をつくることはできなかったが、「自分のできる仕事にしっかりフォーカスしようと思っていた。その点はできたかなと思う」と、FBのポジションをこなした。指揮官も「彼はうまくやっていた。いいデビューだったと思う」と及第点を与えた。
正FBのハーフペニーはウェールズ代表に招集されて不在だったが、同僚のニュージーランド代表103キャップのCTBノヌーら世界的スターとともにプレー。「トゥーロンのジャージーを着て試合ができたことを、非常にうれしく思う」と誇らしさを口にした。
10月8日のリーグ戦に控えで登録されながら出番がなく、1カ月後に再び回ってきたチャンスをものにした。テストマッチ期間の11月が終われば、代表活動を終えた選手が戻り、出番を巡る争いは厳しくなるだけに「しっかり監督や選手とコミュニケーションを取り、1試合でも多く出られるように頑張っていきたい」と闘志をのぞかせた。