稀勢の里 初V&年間最多勝の両獲り狙う「しっかり集中」と闘志燃やす

 「大相撲九州場所」(13日初日、福岡国際センター)

 日本相撲協会は11日、九州場所の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。綱とり初挑戦の大関豪栄道は初日に栃煌山、2日目は大関昇進を目指す関脇高安との一番が組まれた。秋場所全休の横綱白鵬は隠岐の海、碧山の挑戦を受ける。年間最多勝争いで首位に立つ大関稀勢の里は福岡県大野城市の宿舎での朝稽古後に悲願の初優勝への覚悟を示した。

 初日に碧山、2日目に玉鷲と対戦する稀勢の里は、この日の朝稽古では若い衆を相手に立ち合いの確認を行った。今月初めの二所ノ関一門の連合稽古では肩の違和感で途中離脱したこともあったが「体が大分できてきて、状態はいい感じ。いよいよですね」と武者震いした。

 3場所連続で綱取りに挑んだ秋場所は10勝どまり。横綱への挑戦は振り出しに戻ったが、今年はここまで通算57勝で日馬富士の56勝を上回る最多白星を挙げている。今場所の成績次第では初の年間最多勝を達成するチャンスで「どっちにしろ優勝しないと話にならない。しっかり集中して初日からやっていきたい」と闘志をかきたてた。

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