賭博のバド桃田、処分後初公の場に“好青年”姿で登場
違法カジノでの賭博問題に関与していたバドミントン男子の桃田賢斗(22)=NTT東日本=が12日、熊本市内で行われた地震復興イベントに参加した。4月に日本協会から無期限の試合出場停止処分を受けて以降、初めて公の場に登場し、地元の子供たちと交流した。
問題発覚から7カ月。短く刈り込んだ黒髪の“好青年”姿で登場した桃田は、開始式で主催者から紹介されると深々と頭を下げた。午前に行われたエキシビジョンマッチでは自ら率先してネットを張り、「得点係」を務めるなど“変身”した姿をアピール。午後に行われた講習会では、子供たちに熱血指導を行った。
NTT東日本の謹慎処分が解けた5月以降、午前は本社に出勤して所属する総務人事部での業務を行い、午後は練習をする生活を続けている。所属先の須賀隆弘監督(45)は「桃田は(賭博問題を)深く反省して、バドミントンができるありがたさを痛感している。バドミントンだけでなく人間力の向上が大事。(練習に)復帰してからは誰よりも率先して雑用を行ったり、練習にひたむきに取り組んでいる。他の部員からも『(桃田は)変わった』という声がある」と近況を報告した。
先月23日には、新潟で行われたNTT東日本のバドミントン教室に参加しており、年明け以降も継続して参加する方向。日本協会の処分が解ける可能性は未定だが、社会貢献を通じて反省した姿を見せる。