ジョセフ日本初勝利!強力FWのジョージアに耐えて福岡逆転トライ
「ラグビー・テストマッチ、ジョージア22-28日本」(12日、トビリシ)
日本代表がジョージア代表に28-22で逆転勝ちして、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ就任2戦目で初勝利を挙げた。日本は8-12で折り返した後半、WTBレメキ・ロマノラバ(ホンダ)の2トライ、途中出場のWTB福岡堅樹(パナソニック)のトライで逆転した。日本代表は13日に英国へ移動。19日にカーディフでウェールズと対戦する。
完全アウェーの地で、新生ジャパンが価値ある勝利を挙げた。日本は前半、自陣ゴール前からのカウンターアタックでFB松島が先制トライ。15分にはSO田村がPGを決めて8点リードも、FWの激しい当たりでリズムをつかんだ相手に2トライを奪われ、8-12で折り返した。
後半17分には13-22までリードを広げられたが、ここからが日本の真骨頂。19分にレメキがトライを決め、4分後には鮮やかなBK展開で田村のパスを受けた途中出場の福岡が左隅に逆転トライ。3万人が駆けつけたスタジアムが沈黙した。
「途中から出る以上、流れを変えるプレーをしたかった」と福岡。田村も「ジョージアの強さは変わらないけれど、日本チーム全体の成長を感じた」と胸を張った。
ジョセフ・ヘッドコーチは「いい球出しができれば勝てるという自信はあった。それを実現することができた」と評価。コーカサス山脈のふもとで、若いチームが確かな一歩を刻んだ。(大友信彦)