白鵬 休場明け白星発進 通算1000勝まであと「2」
「大相撲九州場所・初日」(13日、福岡国際センター)
久々の勝利に自然と頬が緩んだ。右足親指と左膝の故障で先場所全休した白鵬が、隠岐の海を下して白星発進。史上3人目の通算1000勝へあと2勝に迫った。
立ち合いで隠岐の海に2度つっかけられたが動じることなく、「その部分は、今日は抑えたと思う」と気持ちをコントロール。3度目でしっかり当たると左に回り込み、相手がバランスを崩したスキを逃さずに突き落とした。
支度部屋に戻ると、1000勝へあと2勝を意味する指2本を突き出し、報道陣に「分かってるでしょ」と問いかけてニッコリ。2場所ぶりの取組を「休場明けでも初日は初日。しっかり当たることを意識した。勝負勘が初日からできている」と振り返り、「勝った気持ち、相撲を取る喜びを感じた気がします」と満足感をにじませた。
心身ともにリフレッシュして帰ってきた大横綱。大記録へラストスパートだ。