錦織圭が初戦白星、世界3位バブリンカにストレート勝ち
「ATPツアー・ファイナル、1次リーグ」(14日、ロンドン)
世界ランク5位の錦織圭(日清食品)が同3位のスタン・バブリンカ(スイス)と対戦し、6-2、6-3でストレート勝ちした。ラウンドロビンと呼ばれる総当たり制の1次リーグで白星スタートを切った。
第1ゲームから錦織がブレークポイントのチャンスを迎えたが、このゲームはバブリンカにキープされた。2-2からの第5ゲーム、バブリンカのサービスゲームでジュースからブレークに成功。第7ゲームも相手にダブルフォールトのミスが出てブレーク。結局、第4ゲームから第8ゲームまで5ゲームを連取して第1セットをものにした。
第2セットは序盤からキープが続いた。第3ゲーム、第4ゲームはジュースまでもつれたがお互いにキープ。第5ゲームで錦織が先にブレークに成功。続く第6ゲームをラブゲームキープし主導権を握る。第9ゲームもポイントで先行されたところから逆転でブレークし、ストレート勝ちした。
バブリンカは試合を通じてダブルフォールトが3回、第1サーブの得点率が62%と序盤から波に乗れなかった。対する錦織は、相手の第2サーブのうち61%を自身のポイントにつなげた。
ツアー・ファイナルは今季の「ATPレース トゥ ロンドン」と呼ばれる1シーズンごとに区切ったランキング上位8位に出場権が与えられる。8位のラファエル・ナダル(スペイン)はけがで欠場したため、9位のドミニク・ティエム(オーストリア)が繰り上げで出場している。
「ジョン・マッケンロー・グループ」と「イワン・レンドル・グループ」の2組に4人ずつが振り分けられ、総当たりのリーグ戦を行う。マッケンロー・グループの錦織はバブリンカのほかに世界ランク1位のアンディ・マリー(英国)、マリン・チリッチ(クロアチア)と同組になった。別組はノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、ガエル・モンフィス(フランス)、ティエム。