遠藤、大関3連倒!上位相手でもイケる!人気完全復活だ

 「大相撲九州場所・4日目」(16日、福岡国際センター)

 新三役を目指す平幕遠藤が大関琴奨菊をはたき込みで下し、自身初の大関戦3連勝を決めた。綱とりの大関豪栄道は小結御嶽海を寄り切って4連勝。前日に通算1000勝を挙げた横綱白鵬も小結玉鷲を突き落として4連勝。大関とりの関脇高安は関脇隠岐の海を下して3勝目を挙げた。

 人気者の勢いが止まらない。3日連続で大関と対戦することになった遠藤は、琴奨菊対策をしっかりとイメージして臨んだ。立ち合いで圧力をかけて相手の鋭い踏み込みをガッチリ受け止めると、すかさず右に動いてはたき込み。「馬力があるので馬力負けしないように、しっかり当たっていった」と振り返り、自身初の大関戦3連勝に「うれしいです。うまくいっていると思う」と喜んだ。

 昨年の春場所で左ヒザに大ケガを負い、その後は右足首も痛めて十両転落を経験。故障に苦しんで満足な稽古ができない日々が続いた。だが、先場所は13勝を挙げ、上位と当たる番付に戻った今場所も勢いは続いている。

 「ケガがよくなっているので、できなかったことができているのが(好結果に)つながっている」と回復具合に手応え。「歯がゆい気持ちもありましたけど、少しずついい方向に向かっていると思う。このまま継続していきたい」と話した。

 5日目の相手が横綱日馬富士と聞くと、「頑張ります」と一言。過去0勝4敗と一度も勝てていないが、白星を挙げれば来場所の新三役にも前進する。大関3連倒に続いて、14年5月場所の鶴竜戦以来の金星もつかむ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス