錦織圭、試合前に4強決定もチリッチには逆転負け 連戦でジョコビッチに挑む
「テニス・ATP・ツアー・ファイナル」(18日、ロンドン)
シングルスの1次リーグ最終戦で、第5シードの錦織圭(日清食品)は第7シードののマリン・チリッチ(クロアチア)に6-3、2-6、3-6で敗れたが、直前にアンディ・マリー(英国)がスタン・バブリンカ(スイス)に勝っていたため、大会規定により錦織の2位通過での準決勝進出が決まった。(日本時間20日午前5時以降)から、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
錦織の試合前にマリーが6-4、6-2でバブリンカに勝ち、この時点で錦織の準決勝進出が決まった。その影響も感じさせずにチリッチ戦では第1セットを取った錦織だったが、第2セットから乱れて2セットを連続で落とした。
結果として錦織、チリッチ、バブリンカが1勝2敗で並んだ。大会規定では勝ち星が並んだ場合、試合数、直接対決の結果、獲得セット率、獲得ゲーム率、世界ランクの順番で1次リーグの順位を決める。今回は同じ勝利・試合数で三すくみの状況になったため、獲得セット率で上位の錦織が2位に入った。
しかし、19日の準決勝は休養日を挟まない連戦。しかも、幾度となく錦織の前に立ちはだかってきた高い壁、ジョコビッチと13度目との戦いとなる。過去2勝10敗で、準優勝した14年の全米オープン準決勝で破って以来、9連敗中。マリーとの3時間20分の激闘を経て、チリッチ戦もフルセットという厳しい状況での挑戦になる。
準決勝のもう1試合はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)-マリーで行われる。