小平充実ぶり示した 6年ぶり1000メートルで2位

 「スピードスケート・W杯」(19日、エムウェーブ)

 女子1000メートルで小平奈緒(30)=相沢病院=が1分15秒18で6年ぶりの2位に入った。高木美帆(22)=日体大=は1分15秒32で、距離別の個人種目で初の表彰台となる3位に入った。女子団体追い抜きは高木美、高木菜那(日本電産サンキョー)、佐藤綾乃(高崎健康福祉大)で組み、2分59秒74でオランダに次ぐ2位に入った。

 今季好調のエース小平が、充実ぶりを示した。主戦場の1つではあったものの、近年、目立った活躍がなかった1000メートルで、W杯6年ぶりの2位。3位に入った第1戦(中国)に続く表彰台に「また1段上がれた。ステップになった」と手応えを口にした。

 中距離のエースとして、昨季から頭角を現してきた高木美と同組での滑走。持ち前のスピードを生かし、主導権を握ると、ラストもしっかりしのぎきった。「盛り上げたいと思っていたし、競い合えて楽しかった」と、コメントからは貫禄も漂った。

 20日の500メートルではW杯3連勝がかかる。「落ち着いて自分の滑りに集中したい」。2年のオランダ修行を終え、今年から再び拠点とする地元長野で、会心の滑りを披露する。

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