羽生結弦、伝説再び さらなる世界新更新に自信「できる状態にあります」

練習中に笑顔をみせる羽生結弦=真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(撮影・棚橋慶太)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(25日開幕、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 GPシリーズ最終戦となるNHK杯の公式会見が24日、札幌市内で行われた。3位以内でGPファイナル(12月・仏マルセイユ)進出が決まる羽生結弦(21)=ANA=は「やることはしっかりやってきた。やってきたことを信じて、自分の演技をしたい」と、力を込めた。

 昨年はこの大会で322・40点という驚異的な世界最高スコアをマーク。続くGPファイナルでそれを330・43点まで更新した。新たな羽生伝説の始まりとなったこの大会で、その再現は可能かと問われた羽生は「はい、できる状態です」と、きっぱり。くしくも今季ここまでのオータムクラシック優勝、スケートカナダ2位という流れは昨季と全く同じ。ただ、「去年と同じ演技をするつもりはないし、同じ曲でもない。確かに流れは同じかもしれないけど、僕は今の構成で、今の自分の最高の演技を目指していく」と、付け足した。

 この日の練習では午前の練習ではジャンプはほとんど跳ばず、振り付けなどの確認に重点を置いたが、午後の練習では4回転ジャンプも調整した。10月のオータムクラシックで、ISU公認大会で史上初めて決めた4回転ループにも挑戦。フリー「Hope&Legacy」を掛けた中では冒頭の4回転ループを鮮やかに成功。後半の4回転-3回転の連続ジャンプもしっかり決めるなど、上々の仕上がりを見せた。

 男子SPは25日、同フリーは26日に行われる。

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