14日目にも3度目V決定の鶴竜「意識せず一番一番」
「大相撲九州場所・13日目」(25日、福岡国際センター)
横綱対決は鶴竜が白鵬を寄り切って、12勝1敗で単独トップをキープした。大関稀勢の里、平幕石浦が3敗に後退。14日目に2敗の横綱日馬富士が白鵬に敗れ、鶴竜が大関豪栄道に勝てば、千秋楽を待たず、鶴竜の昨年9月場所以来、3度目の優勝が決まる。
取組前まで5勝39敗と大の苦手、最大の関門を突破した。踏み込んで前みつを狙って、押し込んだ。張り合いとなったが、下から押し上げて両差しで前に一気に出て決めた。
「今、自分ができる相撲に集中した。(最後は)あそこを逃したらダメだと思って出た」と会心の内容を振り返った。
2年前の九州場所では大失速してV逸。成長の試される地で「気持ちの揺れ、ぶれがないように。意識せず一番一番」と平常心で臨む。