鶴竜が千秋楽待たずに3度目の優勝 「自分の相撲に集中した」
「大相撲九州場所・14日目」(26日、福岡国際センター)
横綱鶴竜(井筒)が13勝1敗で7場所ぶり3度目の優勝を飾った。2敗の横綱日馬富士(伊勢ケ浜)が横綱白鵬(宮城野)に小手投げで敗れ、鶴竜が大関豪栄道(境川)を上手出し投げで下し、千秋楽を待たずに決めた。
目の前で日馬富士が敗れ、勝てば優勝の結びの一番に、鶴竜は冷静だった。3度目の立ち合い、頭で当たって左を差した。巻き替えて右を差すと、相手が出たところを左に開き、土俵外に飛ばした。
優勝インタビューでは「うれしい。自分の相撲に集中した。なかなか優勝に絡めず、苦しい時期を過ごしたけど、最後にいい形で良かった」と、喜びに浸った。