「日清食品ドリームテニス　ＡＲＩＡＫＥ」（２６日、有明コロシアム）

　東日本大震災の復興支援チャリティーイベントとして行われ、男子で世界ランク５位の錦織圭（２６）が、女子で同４７位の大坂なおみ（１９）＝ともに日清食品＝と混合ダブルスで初対決した。

　錦織は、前日に同じ日清食品所属となったばかりの大坂が繰り出す、強力なサーブやショットでポイントを奪われ、「男子くらい強いショットでとれなかった」とタジタジになる場面もあった。１９歳のホープに対し、「サーブは女子では世界トップ３級。パワーもストロークもすごくて将来が楽しみ」と期待を寄せた。

　さらに、ファーストサーブを失敗した大坂が「もう１回打たせて」と打ち直すエキシビションマッチならではの光景も。錦織は「僕も負けず嫌いだが、似ている部分がある」と、世界のトップを狙う上でのメンタルの強さにうなずいた。