陸上の関東学連１万メートル記録挑戦会が２６日、横浜市の慶大日吉陸上競技場で行われ、来年正月の箱根駅伝で３連覇と学生駅伝３冠に挑む青学大の田村和希（３年・西京）が２８分１８秒３１の自己新記録、全出場選手でトップのタイムを出した。

　青学大に新たなエース候補が誕生した。外国人留学生に一歩も引かない積極的なレースを展開した田村は「ここで自己ベストを出そうという強い気持ちで走った。状態は良かったので、しっかり走れればいけると思っていた」と満足げに振り返った。

　エースの一色恭志（４年・豊川）が持つ青学大記録も更新する快走に原晋監督（４９）も「エースの風格、自覚が出てきた」と絶賛。次期エースは「チームとしては３連覇、３冠があるので僕がしっかり今日みたいな走りができれば」と意気込んでいた。