羽生明かした!五輪連覇計画進行中 高難度ルッツ習得へ…午前開催案にも対策アリ

 「フィギュアスケート・NHK杯」(27日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 自身3度目となる合計得点300点超えでNHK杯を連覇し、12月のGPファイナル(仏マルセイユ)4連覇に挑む羽生結弦(21)=ANA=が27日、一夜明け会見に臨み、五輪連覇を目指す“平昌プロジェクト”が既に始動していると明かした。今季挑戦している4回転ループに加えた新たな武器の習得に着手。競技が午前中に開催される可能性についても想定し、盤石の金ロードを歩む。女子の宮原知子(18)=関大=も平昌五輪を視野に、自身の成長を実感しているようだった。

 ソチ五輪金メダリストは、既に五輪連覇へ向け歩き出している。「今成長できるところを成長させて、一歩一歩進めている実感はある」と語る羽生の頭の中には、4年に1度の大舞台で輝くためのプランが用意されている。

 一つはジャンプ。3種類の4回転に加え、習得を目指しているのが難度の高いルッツだ。昨季痛めた左足への負担も比較的少なく、今季オフには乱れながらもギリギリ着氷するまで体得。「来季組み込むような話ではない」としたが、複数の4回転を跳ぶ“新時代”に突入しつつある現在、可能性はゼロではない。また、練習では4回転ループ-3回転トーループの連続技にも挑戦中。フリーの最後に4回転を持ってくる構想もあるという。

 二つ目は本番を想定したコンディショニング。午前開催案に対しても、策は練っている。「相談しながらプランを立てているところ」と羽生。最高の状態へ持っていくため、睡眠や時差調整、内臓機能も含め、スポンサー企業と密に連携していく。

 さらに食事にも今まで以上に気を配っており「NHK杯から全日本の3連戦は身体面が試される。健康な状態で臨めたら」と気合は十分。まずは男女通じて初のGPファイナル4連覇という偉業に挑むが、それも“平昌プロジェクト”の通過点に過ぎないのかもしれない。

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