「卓球・世界ジュニア選手権」（１日、ケープタウン）

　２次リーグから出場の日本は女子が平野美宇（エリートアカデミー）、伊藤美誠（スターツ）、早田ひな（福岡・希望が丘高）のメンバーで米国に３－０で快勝した。男子は張本智和（エリートアカデミー）、木造勇人、松山祐季（ともに愛知・愛工大名電高）で臨み、チェコに３－２で競り勝った。１３歳のホープ張本が２勝を挙げた。２次リーグは１２カ国・地域が４組に分かれて総当たりで争い、上位２チームが準々決勝に進出する。

　２０１０年以来の団体制覇を目指す日本の女子が好発進した。中国スーパーリーグで腕を磨く１番手の平野が、ストレートで快勝すれば、リオ五輪団体銅メダルの伊藤は３－１の貫禄勝ち。初出場の早田もうまくこの流れに乗った。ジュニアながら既にシニアの国際大会で実績がある今回のメンバーには「史上最強」の呼び声もある。１０月の女子Ｗ杯制覇など成長著しい平野は「目標は中国に勝って優勝すること」と照準を定めた。