国際陸連の新人賞に当たる「ライジングスター・アワード」に昨年、日本選手として初めて選出された男子短距離の１７歳、サニブラウン・ハキーム（東京・城西高）が１日、モナコで表彰を受けた。「この賞を励みに東京五輪で金メダルを目指す」と勉強中の英語で決意を新たにした。

　１５年世界ユース選手権の１００メートル、２００メートル覇者。ことしは左太ももを痛めてリオデジャネイロ五輪代表入りはならなかった。「リオの次は東京でチャレンジできる。そこまで運は取っておこうと思う」と夢を描いた。

　来秋に米フロリダ大に進学し、スポーツマネジメントを学びながら指導を受ける。「２００メートルの方が好き。でも１００メートルも楽しい。東京五輪の前に２００メートルで１９秒台、１００メートルで９秒台に突入したい」と意欲を燃やした。