卓球ジュニア男女アベック世界一!女子は卓球王国・中国を破る
「卓球・世界ジュニア選手権」(3日、ケープタウン)
団体の決勝が行われ、日本が男女そろってジュニア世界一に輝いた。女子は平野美宇(エリートアカデミー)伊藤美誠(スターツ)早田ひな(福岡・希望が丘高)が5連覇中の中国を3-1で破って10年以来6大会ぶり、男子も張本智和(エリートアカデミー)木造勇人、松山祐季(ともに愛知・愛工大名電高)が韓国を3-0で下して05年以来11大会ぶりの優勝。
リオデジャネイロ五輪女子団体銅メダルの伊藤にとっても、チームで「王国」中国を破った世界一は格別だった。「全員で取った金メダル。世界ジュニアで優勝するのは自分と日本の目標だった」と、感激で目には涙がにじんだ。
出足は不安だった。トップの平野はフルゲームの末に競り負けた。2番手起用の伊藤も1-2と追い込まれたが、変化をつけたサーブと両ハンドの強打で流れを引き寄せ、2ゲームを連取して逆転勝ちした。2勝1敗で回ってきた4試合目は、平野を破ったエース格の石洵瑶を圧倒した。
今大会は不調の平野を主に3番手で起用された早田がカバー。伊藤は「出場することも大変。こういうメンバーで優勝できたらいい」と4年後の大舞台での金メダルの再現を思い描いた。