13歳・張本3冠へ決勝進出 大会最年少V王手

 「卓球・世界ジュニア選手権」(7日、ケープタウン)

 男子シングルス準決勝で13歳の張本智和(エリートアカデミー)が楊碩(中国)を4-2で下し、同日の決勝に進出した。18歳以下で争う大会で、日本選手としては11年大会の丹羽孝希(明大)以来の優勝を目指す。女子シングルス準決勝は加藤美優(吉祥寺ク)が石洵瑶(中国)に2-4で敗れた。

 13歳のホープ、張本が男子ダブルスに続いてシングルスでも決勝に進出した。金メダルを獲得した団体と合わせ「3冠ができるようにしたい」と話していた目標達成に近づいた。

 シングルス準決勝は細身の張本に比べると一回り以上も体の大きい楊碩を相手に、常に先手を取って仕掛けた。開始から3ゲームを連取。続く2ゲームは接戦を落としたが、集中力が途切れることはなかった。

 もう一度、エンジンをふかすように第6ゲームは3点しか許さずに圧倒。得点するたびに張本の雄たけびが会場に響き渡った。

 既に開幕から8日目を迎え、4種目にフル回転の小さな体に疲労はたまっているはずだが、若い力の躍動感に陰りはみられない。

 国際卓球連盟によると、13歳での男子シングルス制覇は06年大会を制した松平健太の15歳を抜いて大会最年少。大器がまずはジュニアの世界に名を刻む。

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