MVPはソフト版“二刀流”藤田 上野がリーグ特別表彰 女子日本リーグ表彰式
ソフトボール女子の日本リーグの表彰式が9日、大阪市内で行われ、最高殊勲選手賞に藤田倭(25)=太陽誘電=が初選出された。前人未到の通算200勝、2000奪三振を達成した上野由岐子(34)=ビックカメラ高崎=がリーグ特別表彰を受けた。
藤田は投手として14勝4敗、打者としても8本塁打、20打点で、最多勝、本塁打王、打点王を獲得。ソフトボール版「二刀流」として注目され、チームを昨年の7位から2位に押し上げる原動力となった。
この日の表彰式は、右ひじクリーニング手術のため入院中で欠席となったが、「チーム全員の力で獲得できたタイトル。来年も取れるように精いっぱい頑張る」とメッセージを寄せた。
上野は今季8勝2敗。左脚を痛めて一時離脱したが、9月に200勝、11月に2000奪三振を達成。来季や2020年東京五輪に向けて「若手にさらなるスターが出るように(ソフトボール界を)引っ張りたい」と意気込んだ。