手袋が落ちて減点…白岩優奈涙声「本当にばかなミスをした」

演技の途中で手袋が取れた白岩優奈=東和薬品RACTABドーム(撮影・持木克友)
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 「フィギュアスケート全日本選手権」(24日、東和薬品ラクタブドーム)

 全日本ジュニア2位の白岩優奈(関大KFSC)に痛恨のミスが出た。演技を締めくくるスピンで右手手袋が落下し1点減点。2回転アクセルも1回転アクセルになってしまうなど本来の演技を出せず54・30点と出遅れた。

 演技終了直後から涙ぐんでいる様子が見て取れた。冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループを着氷させ、3回転ループも着氷。しかし、2回転アクセルがパンクしてしまった後のスピンでまさかの事態が起きた。「自分でもびっくりした。手袋がタイツのフックに引っかかってしまって、スピンを続けることができなかった」という状態に。何とかやり直そうとしたが今度は手袋が落ちてしまい、減点を受けた。

 SPの自己ベスト62・51点にはほど遠いスコアとなってしまい、「本当にばかなミスをしたと悔しい気持ちでいっぱいです」と涙声で振り返った白岩。フリーへ「この全日本で世界ジュニア(出場者)が決まるんですけど、そういうことは考えずに全部出し切って自己ベストを出せるようにしたいです」と絞り出した。

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