正代 スピード新関脇!所要17場所 年6場所制史上2位タイ 小結通り越して昇進
日本相撲協会は26日、大相撲初場所(来年1月8日初日・両国国技館)の新番付を発表し、元学生横綱で25歳の正代と、モンゴル出身で32歳の玉鷲が新関脇に昇進した。正代は初土俵から所要17場所で、年6場所制となった1958年以降初土俵で2位の速さ(幕下付け出しを除く)。玉鷲は初土俵から所要77場所で史上5番目の遅さ。20歳の佐藤改め貴景勝(たかけいしょう)と、25歳の千代皇が新入幕を果たした。
小結を通り越して新関脇になった正代は、東京都墨田区の時津風部屋で会見。普段はネガティブキャラだが、「三役は上位の中の上位というイメージ。素直にうれしい」と“前向きに”喜びを口にした。
所要17場所での新関脇は、年6場所制で史上2位タイのスピード昇進。記録で肩を並べた栃東、琴欧州(当時)はともに大関に昇進しているだけに「その流れを崩さないようにしたい」と話した。
部屋には、東農大の後輩で将来性抜群の十両小柳が所属している。東農大相撲部の先輩でもある師匠の時津風親方(元幕内時津海)は「2人で切磋琢磨(せっさたくま)して部屋を引っ張ってほしい」と期待した。