白鵬 新関脇正代に10戦全勝 横綱相撲で格の違い見せつける
「大相撲初場所」(1月8日初日、両国国技館)
横綱審議委員会による稽古総見が28日、国技館内の相撲教習所で行われ、足のけがからの完全復活を目指す横綱白鵬が新関脇正代を圧倒した。
四股、テッポウでアップを終えると三番稽古でホープを指名。もろ差し狙いの相手に全く自分の相撲を取らせない、まさに横綱相撲で10戦全勝と格の違いを見せつけ「(正代は)力量がありますからね。10番だけどいい汗をかいた。(自分もまだ若いから)若手は若手とやらないとね」とご機嫌だった。
先場所3日目に史上3人目となる通算1000勝を達成し、来年は史上1位の魁皇の1047勝超えが目標。現在1008勝まで積み上げており、早ければ3場所目の夏場所で到達、更新が可能だ。「これまでも記録をモチベーションにして結果を残していますからね。早く決めたい気持ち。決めて、後はのびのびやりたいですね」。まずは初場所で昨年夏場所以来4場所ぶり38回目の賜杯を目指す。