錦織組、強豪ペア撃破 今季初戦で逆転星
「テニス・ブリスベン国際」(3日、ブリスベン)
男子ダブルス1回戦で錦織圭(日清食品)ドミニク・ティエム(オーストリア)組がヘンリ・コンティネン(フィンランド)ジョン・ピアース(オーストラリア)組と対戦し、1-6、6-3で迎えたマッチタイブレークを12-10で制して準々決勝に進出した。男子シングルス1回戦では西岡良仁(ヨネックス)がビクトル・トロイツキ(セルビア)に4-6、5-7で敗れた。第3シードの錦織は初戦の2回戦でジャレド・ドナルドソン(米国)と対戦することが決まった。
錦織は初めてペアを組むティエムとのダブルスで今年の初戦に臨んだ。序盤はともにミスを重ね、昨季のATPツアー・ファイナル優勝ペアに苦戦。第1セットは1-6で落とした。
第2セットに入って息が合い始めた2人は地力を発揮。降雨の影響で中断が入っても集中力を切らさず6-3で取り返した。マッチタイブレークは接戦となったが窮地をしのいでものにした。
大会前に錦織は「ダブルスで緊張感なりを少しでも味わえればいい。試合数をこなしたい」と話していたが、シングルスに向けてもまずまずの発進となったようだ。第2シードの強豪を倒し、満足そうな表情をのぞかせた。